夜の街の過ごし方(脱・接待地獄編)
- 2011/08/31 19:36
- Category: 経営
※このエントリはキャバクラでモテるようになるテクニックとかでは一切ありませんのであしからず。
普段はどんぐりとかタヌキとかの話しかしてませんが、私も一応会社経営者でして、実は仕事もしているんです。
そんなわけで、先日関東の某地方都市に出張したときの話を少し。
要件は取引先の役員さん(Aさんとしましょう)との商談だったわけですが、先方の公私混同甚だしく、それなりに胃が痛い内容でした。
しかしオイラはその内容をこっそり録音していたのさ!ふふふ。
恐ろしい言葉を吐くのは結構だけど、切れ味が鋭ければ鋭いほど、こちらにとって有効な切り札になりますよっと。
まあそんなことはさておき、その夜はAさんに連れられ、夜の街を飲み歩きました。
Aさんはもう60歳近いので、派手なキャバクラなどより、浪曲のうまい女将がいる店とか、気の利いたことが言えるオーバー50の熟女さんとゆっくり飲むのがお好きで、一緒に出歩くときはそんな店が多めです。
自分は仕事でしか夜の店には行ったことがないのですが、若くて綺麗なお姉さんが揃った店から、巧みな会話術でオジ様方のハートを捉えて離さないベテラン揃いの店、「フロアレディ募集!年齢、容姿、国籍、性別問わず」という求人ポスターが貼ってあっていろいろ問い詰めたくなる田舎のスナック、底抜けの陽気さの合間にふと見せる陰が印象深いフィリピンパブなど、それなりに顔を出しています。
この界隈は詳しい人が山ほどいるので自分のような新参者がわずかな経験で偉そうに語れませんが、夜の街検定(not風俗検定)があれば、一応「初級者コース修了」くらいな感じでしょうか。
そんな自分も最初の頃は、
こんな店で醜態さらしやがって死ね!
しかもたけー!
大人マジ汚い!ゲレツ!加齢臭キモい!
もうこんな仕事辞めたい!!
と憤っていたものです。
しかし次第に「仕事の単位で考えれば微々たる金でおっさんがご機嫌になれば大変結構じゃないすか。つかジジイ楽しそうだなオイwwwwいや待てよ、もしこの女の子たちがいないと、一晩中オレがおっさんどもの相手をしなければならねーわけか!マジ勘弁!女の子チーム(or熟女or老女orその他のなにか)超ガンガレ!!!」と思うようになり、今に至っています。
ふざけて書いたけどこれは結構マジで、女の子がちょっとアホな子だったり鈍感だと、お客さんが機嫌を害してしまって、金払った上にグダグダと説教大会や愚痴タイムが始まってしまうという最悪の展開になるのであります。
逆に美醜はどうであれ、そのお客さんが気に入ってくれ、話が面白く、楽しく過ごすことが出来れば万々歳。
よく「No.1の娘は別にとりたてて美人じゃないけど抜群に気が利く」みたいな話がありますが、あれは正にその通りなんでしょうね。要するに、こういう店は若い人が想像するような、性のはけ口としての「風俗」じゃないんですよ。(※もちろん老いても露骨に性欲むき出しな人もいますが)
まあここら辺の感覚は営業をやっている方なら当たり前というか、基本の「き」、といった感じでしょう。
飲み会だろうとキャバクラだろうとゴルフだろうと、仕事で行く以上自分が楽しんじゃダメで、それよりお客さんが楽しんでいるかどうか、引いてはそれが仕事に好影響を及ぼすかが何より重要ということです。
そんなわけで自分は夜の店に行くと、基本的にお姉さんの影に隠れながらテキトーにお客さんの様子を伺っているのですが、とは言えじっと耐え忍んでいるだけではなく、自分なりに楽しみを見つけることは出来ます。
たとえば私の場合、それは「お店の女性や経営者と信頼関係を築く」ということです。
自分は最初からスケベ心は(少なくとも表面的には)スイッチOFFしてますし、何よりお姉さん方とはお互い「おっさんのご機嫌を取って金をもらう」という点で利害や意識が共通しており、いわば同胞、戦友の関係になり得るわけです。
当然、「一緒に受験がんばろうね!」的な共感も引き出せますし、「センセー騙しちゃおうよ」(口裏合わせ)とか「テストの山どこかなあ」(最近の客動向の情報交換)的ないたずらっぽい共犯関係を楽しむこともできます。
時には「ちょっと悩みがあるんだけど、相談に乗ってくれない?」(夜の仕事に関するアレコレ)みたいな裏話も聞けて、なかなか興味深いのです。例えばチャイナ系など外国人が多いお店は当然のごとく話のバラエティに飛んでいます。コミニュケーションの難しさや政治問題などから信頼を得るにはハードルが高めですが、それでも仲良くなると、日本では考えられないような話が聞けます。
親が中国の軍人で、本人は医師の免許を持っているけど今は日本の政治史を勉強しているチャイナパブのお姉さんの中国共産党に対する評価とか、母フィリピン人と父スペイン人のハーフが良い方に出まくってリア・ディゾン級だけど実は男の娘だった人の宗教観とか、一晩中聞いていても飽きないですよそりゃ。
更に言えば、自分の立場はこの段階で「お金を払ってくれるお客様」&「戦友」&「共犯者」の3翻です。
ここに「常に紳士」とか「明るくて面白い」とか「優しい」とか、誰でも出来そうな後付けの役をあと1翻加えるだけで、あらやだもうマン貫です(東スポ風)。
最初から「若くてイケメン」とか「金持ち」という役満的な配を持ってない人でも、十分勝負になることでしょう。
「ボーナス出たから絶対○○ちゃんを落とす!!」みたいな、真正面からぶつかるタイプの男子諸君では決して辿り着けないような関係になることも可能なわけですよきっと。
もちろんそれは普通、性的なものではなく(マン貫はノリで書いてしまいましたすいません)、個人的な信頼関係や貴重な情報等なので、そんなもんに興味はねえ!ヤるかヤらねえかだ!という血気盛んな方にとってはそれこそバカげた楽しみなのでしょうが。
ま、でもね。
プライベートでもキャバクラに行くような人はともかく、仕事で行く場合、最初からこういう店で何の疑問も持たずにヒャッハー出来るような人は案外少なくて、たいていの人は何らかの違和感を感じるものじゃないでしょうか。特に接待する側なんかで行ったりしたら、それこそ「働くこと」そのものが嫌になりかねない。
そこでダークサイドに一緒に堕ちていくか(接待する/される世界に疑問を持たなくなっていくか)、あるいはそれをきっぱりと拒否するか(潔癖すぎる対応をするとか会社を辞めるか)という極端な二択以外にも、こういった逃げ道というか、遊び心というか、違う考え方もあるんだよ。
というささやかなアドバイスを、社会人として日々悩んでいる人や、これから営業として働く人に捧げたいと思い、このエントリを書きました。
要点は以下の通りです。
・納得いかない仕事でも、無理に自分を納得させたり魂を売る必要はない
・だからと言って安易に拒否したり自分探しの旅に出てはいけない
・対処策として、違う視点や立場で考えて楽しんでみる
・それでも無理なら辞めちゃえば?
今回は夜の街の話として書きましたが、ゴルフだったら「”ファー”の絶対音階がリアルに”ファ”なキャディーさんはいるのか」とか一日チェックしてたら、イヤなゴルフも楽しく一日過ごせるんじゃないですかね。
なんか鬱病予防みたいですが、きっと同じ事なのでしょう。
じゃ皆さんしっかりと仕事をこなしつつ、しかし心ここにあらずな感じでボチボチやって下さいな。
関連エントリ
「なにが本当にブラックなのか」
http://shikahan.blog78.fc2.com/blog-entry-41.html
「想田和弘監督『選挙』はつまり『営業』だ」
http://shikahan.blog78.fc2.com/blog-entry-16.html
普段はどんぐりとかタヌキとかの話しかしてませんが、私も一応会社経営者でして、実は仕事もしているんです。
そんなわけで、先日関東の某地方都市に出張したときの話を少し。
要件は取引先の役員さん(Aさんとしましょう)との商談だったわけですが、先方の公私混同甚だしく、それなりに胃が痛い内容でした。
しかしオイラはその内容をこっそり録音していたのさ!ふふふ。
恐ろしい言葉を吐くのは結構だけど、切れ味が鋭ければ鋭いほど、こちらにとって有効な切り札になりますよっと。
まあそんなことはさておき、その夜はAさんに連れられ、夜の街を飲み歩きました。
Aさんはもう60歳近いので、派手なキャバクラなどより、浪曲のうまい女将がいる店とか、気の利いたことが言えるオーバー50の熟女さんとゆっくり飲むのがお好きで、一緒に出歩くときはそんな店が多めです。
自分は仕事でしか夜の店には行ったことがないのですが、若くて綺麗なお姉さんが揃った店から、巧みな会話術でオジ様方のハートを捉えて離さないベテラン揃いの店、「フロアレディ募集!年齢、容姿、国籍、性別問わず」という求人ポスターが貼ってあっていろいろ問い詰めたくなる田舎のスナック、底抜けの陽気さの合間にふと見せる陰が印象深いフィリピンパブなど、それなりに顔を出しています。
この界隈は詳しい人が山ほどいるので自分のような新参者がわずかな経験で偉そうに語れませんが、夜の街検定(not風俗検定)があれば、一応「初級者コース修了」くらいな感じでしょうか。
そんな自分も最初の頃は、
こんな店で醜態さらしやがって死ね!
しかもたけー!
大人マジ汚い!ゲレツ!加齢臭キモい!
もうこんな仕事辞めたい!!
と憤っていたものです。
しかし次第に「仕事の単位で考えれば微々たる金でおっさんがご機嫌になれば大変結構じゃないすか。つかジジイ楽しそうだなオイwwwwいや待てよ、もしこの女の子たちがいないと、一晩中オレがおっさんどもの相手をしなければならねーわけか!マジ勘弁!女の子チーム(or熟女or老女orその他のなにか)超ガンガレ!!!」と思うようになり、今に至っています。
ふざけて書いたけどこれは結構マジで、女の子がちょっとアホな子だったり鈍感だと、お客さんが機嫌を害してしまって、金払った上にグダグダと説教大会や愚痴タイムが始まってしまうという最悪の展開になるのであります。
逆に美醜はどうであれ、そのお客さんが気に入ってくれ、話が面白く、楽しく過ごすことが出来れば万々歳。
よく「No.1の娘は別にとりたてて美人じゃないけど抜群に気が利く」みたいな話がありますが、あれは正にその通りなんでしょうね。要するに、こういう店は若い人が想像するような、性のはけ口としての「風俗」じゃないんですよ。(※もちろん老いても露骨に性欲むき出しな人もいますが)
まあここら辺の感覚は営業をやっている方なら当たり前というか、基本の「き」、といった感じでしょう。
飲み会だろうとキャバクラだろうとゴルフだろうと、仕事で行く以上自分が楽しんじゃダメで、それよりお客さんが楽しんでいるかどうか、引いてはそれが仕事に好影響を及ぼすかが何より重要ということです。
そんなわけで自分は夜の店に行くと、基本的にお姉さんの影に隠れながらテキトーにお客さんの様子を伺っているのですが、とは言えじっと耐え忍んでいるだけではなく、自分なりに楽しみを見つけることは出来ます。
たとえば私の場合、それは「お店の女性や経営者と信頼関係を築く」ということです。
自分は最初からスケベ心は(少なくとも表面的には)スイッチOFFしてますし、何よりお姉さん方とはお互い「おっさんのご機嫌を取って金をもらう」という点で利害や意識が共通しており、いわば同胞、戦友の関係になり得るわけです。
当然、「一緒に受験がんばろうね!」的な共感も引き出せますし、「センセー騙しちゃおうよ」(口裏合わせ)とか「テストの山どこかなあ」(最近の客動向の情報交換)的ないたずらっぽい共犯関係を楽しむこともできます。
時には「ちょっと悩みがあるんだけど、相談に乗ってくれない?」(夜の仕事に関するアレコレ)みたいな裏話も聞けて、なかなか興味深いのです。例えばチャイナ系など外国人が多いお店は当然のごとく話のバラエティに飛んでいます。コミニュケーションの難しさや政治問題などから信頼を得るにはハードルが高めですが、それでも仲良くなると、日本では考えられないような話が聞けます。
親が中国の軍人で、本人は医師の免許を持っているけど今は日本の政治史を勉強しているチャイナパブのお姉さんの中国共産党に対する評価とか、母フィリピン人と父スペイン人のハーフが良い方に出まくってリア・ディゾン級だけど実は男の娘だった人の宗教観とか、一晩中聞いていても飽きないですよそりゃ。
更に言えば、自分の立場はこの段階で「お金を払ってくれるお客様」&「戦友」&「共犯者」の3翻です。
ここに「常に紳士」とか「明るくて面白い」とか「優しい」とか、誰でも出来そうな後付けの役をあと1翻加えるだけで、あらやだもうマン貫です(東スポ風)。
最初から「若くてイケメン」とか「金持ち」という役満的な配を持ってない人でも、十分勝負になることでしょう。
「ボーナス出たから絶対○○ちゃんを落とす!!」みたいな、真正面からぶつかるタイプの男子諸君では決して辿り着けないような関係になることも可能なわけですよきっと。
もちろんそれは普通、性的なものではなく(マン貫はノリで書いてしまいましたすいません)、個人的な信頼関係や貴重な情報等なので、そんなもんに興味はねえ!ヤるかヤらねえかだ!という血気盛んな方にとってはそれこそバカげた楽しみなのでしょうが。
ま、でもね。
プライベートでもキャバクラに行くような人はともかく、仕事で行く場合、最初からこういう店で何の疑問も持たずにヒャッハー出来るような人は案外少なくて、たいていの人は何らかの違和感を感じるものじゃないでしょうか。特に接待する側なんかで行ったりしたら、それこそ「働くこと」そのものが嫌になりかねない。
そこでダークサイドに一緒に堕ちていくか(接待する/される世界に疑問を持たなくなっていくか)、あるいはそれをきっぱりと拒否するか(潔癖すぎる対応をするとか会社を辞めるか)という極端な二択以外にも、こういった逃げ道というか、遊び心というか、違う考え方もあるんだよ。
というささやかなアドバイスを、社会人として日々悩んでいる人や、これから営業として働く人に捧げたいと思い、このエントリを書きました。
要点は以下の通りです。
・納得いかない仕事でも、無理に自分を納得させたり魂を売る必要はない
・だからと言って安易に拒否したり自分探しの旅に出てはいけない
・対処策として、違う視点や立場で考えて楽しんでみる
・それでも無理なら辞めちゃえば?
今回は夜の街の話として書きましたが、ゴルフだったら「”ファー”の絶対音階がリアルに”ファ”なキャディーさんはいるのか」とか一日チェックしてたら、イヤなゴルフも楽しく一日過ごせるんじゃないですかね。
なんか鬱病予防みたいですが、きっと同じ事なのでしょう。
じゃ皆さんしっかりと仕事をこなしつつ、しかし心ここにあらずな感じでボチボチやって下さいな。
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