しかし反撃もここまで

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想田和弘監督「選挙」はつまり「営業」だ

Category: 経営  
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衆院選を控え、想田和弘監督の「選挙」を見返した。

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(2007/12/22)
山内和彦

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山ちゃんは正義感も使命感もなく、区議くらいになってテキトウに有名になればいいやと思っているしょうもない感じな上、文化系の分析力も体育会系の使い勝手もないダメ人間に見えてしまうので、とりあえず候補者として支持は出来ないが、笑えることは間違いない。

もちろん自民党の古い選挙体質にはヘドが出るが、とは言え、「既得権益者」や「抵抗勢力」というのは、そういう名の怪物が永田町にいるわけではなく、そこらの一人一人の選挙民がその構成要素なのだと改めて認識させられる。

さて、この映画を観た人誰もが強烈な印象を受ける山際大志郎代議士。
彼が象徴するものにどうしても強い嫌悪感や違和感を感じてしまう。
こんな上司が会社に居たら貴重な戦力になるでしょう。うちの会社でも即採用だよ。
でもどうしても耐え難い。まあ俺が幼稚だからに決まっているんだが。

そう、この映画は普通の人には関係のないと思われる選挙活動のドキュメントだが、
会社に置き換えてみたらどうだろう。

社会人に成り立てで、まだ学生気分の抜けきらない山ちゃん。神奈川支店に配属だ。
シェアトップのメーカーでありながら担当地区での営業成績が悪く、山際先輩や役員の面々にどつかれる毎日。
「いつか都内の副支店長になりたい」と、志が高いのか低いのか分からない夢をほざく山ちゃんに、挨拶もロクに出来ないと怒る上司。常連のお客さんも接客の悪さに思わず説教だ。
嫁さんは旦那に散々振り回された挙げ句、上司にセクハラまでされてカンカン。
唯一の自慢は忘年会で披露する小泉社長の物真似。でもせっかく余興大会で優勝したのにうっかり部屋に戻って寝ていたため、先輩の幹事に「この糞KY野郎が!」と説教されちゃったよ。
俺、出世出来ないだろうなあ…。そんな映画です。

海外でこの映画を上映したらあまりにひどい選挙活動の現状に驚嘆と爆笑の嵐だったらしいが、日本の大多数の企業では日々当然の如く行われていることでもあるわけです。
そう考えると、単に民主主義うんぬんという議論以外の見方もする必要があるかも知れませんな。

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石川遼とイチロー スポーツ選手のことば

Category: テレビ・ラジオ  
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サン・クロレラクラシックは石川遼選手の劇的な優勝で幕を閉じた。
ご覧になった方はご存じと思うが、首位スタートの石川遼が同組のブレンダン・ジョーンズに猛烈な追い上げを受け、石川がボギーとなった15番でついに並ばれてしまう。
勝負は最終18番、ともに一打目をミスしバンカーに入れるも、ともに素晴らしいショットでピン側に寄せるという痺れる展開。結局バーディパットを決めた石川に軍配が上がった。

その後優勝インタビューで述べた石川のコメントが素晴らしい。
個人的なこと(調子やコース攻略など)は最低限にとどめ、熾烈な優勝争いをしたBJ(ブレンダン・ジョーンズ)へのこれ以上ない敬意をストレートに表現した。主旨をまとめる。

「彼がいなかったらここまで良いプレイは出来なかった」
「最後のパットは自分の方が優しいラインが残っただけ」
「素晴らしいプレイヤーであるBJと最後まで戦えたことを誇りに思う」




スーパースターなので致し方ないのかも知れないが、プレイ中はBJのミスに観客から拍手が送られたりと、石川を応援していたとしてもすんなりは喜べない気持ちがあったのだろう。
優勝後はBJとしっかりと抱き合い、インタビューでも感極まって涙をこぼしながら、真っ先に鎬を削りあったBJへの敬意を表す姿を見て、すっかりいい気分になった。
本当に良いコメントだった。
デビュー当初から言われ続けていることだが、17歳でこのコメントには驚く。
或いは17歳の純粋な心があるから言えるのかも知れない。
少しふざけて言うなら、彼はまだ非情なプロに成りきれず、少年ジャンプ的な発想で闘い終えた宿敵に「友よありがとう・・・」という感覚なのかも知れない。

と、心穏やかな日曜の夕方を過ごしていたのだが、忘れていた違和感をふいに思い出した。
それは、WBCにおけるイチローのコメントだ。

「苦しさ、辛さ、心の痛みを乗り越え、最後に笑顔を届けられて最高」
「(チャンスに打てて)僕は持ってますねやっぱり」
「(ウィニングランをして)気持ち良くてほぼイキかけた」




上の石川遼のコメントと比べて、幼稚だとか自分のことばかりとか自意識過剰だとか言うつもりはまったくない。自分はイチローの鈴木一朗時代からのファンだし、彼には彼なりのプロとしての哲学や信念があるだろう。
ただこの場面でもし、例えばうんざりするくらい対戦し、かつ実質的にこの2カ国のマッチレースだった大会を振り返り、まず敗者である韓国に敬意を表していたら、などと想像すると、石川遼の感動的なコメントを見た後だけに尚更もったいない気になった。
日本を代表する存在であるイチローだからこそ、ただの野球の勝った負けたではなく、その先に昇華させられたのに。
スポーツの場に政治を持ち込む、という話ではなくて、どんな選手間、人種間、国家間でも、相手に敬意を表するのは当然のことだし、その上「サムライ」を名乗っているのなら、日本の武道の礼節の心眼はまさにそこなんじゃないだろうか。

また石川の場合と同じく少年ジャンプ的に言うなら、宿敵は戦って友になり、更なる大きな敵に共に協力して立ち向かうのが王道。
それはつまりWBCという制度への言及だ。
今大会で証明したとおり、日韓はWBCに対して非常に高いモチベーションを持っている。
国民的関心度も高く、グッズや放映権、集客など経済的貢献も大きい。
しかし主催はMLB機構及びMLB選手会なので、会場はもちろんルールや日程など、アメリカの意向が当然グローバルスタンダードで文句ねえだろ、という状況だ。

もしWBCを、現在のMLBのための草刈場、見本市以上の大会、つまり本当に意義ある世界大会に育てようと思うなら、日本と韓国がアジア代表として協力してアメリカに意見するのは有効な方策だろう。
そういった問題提起にこの場で軽く触れることも出来たはずだ。

まあそれは後付けの理想論だし、あの場で即座にそれを表現するのは非常に難しいので「そうしなかったイチローはダメ」というつもりはないが。
ただただ、いろんな意味でもったいなかったなあ、という話。


【追記:2010/11/4】
斎藤佑樹の優勝インタビューを聞いた。


石川遼とイチローと斎藤佑樹。
上にも書いたように、これらを並べて誰が幼稚だとか人間ができていると言うつもりはないし、オッサン世代が満足するような優等生的コメントを残せばいいってもんでもない。
でも、やっぱり惜しい。
擁護するならば、イチローと中田については、当初はまず当時の稚拙で無理解なマスコミと戦わねばならず、結果”裸の王様”になってしまった、という世代的な不運もあった気もする。
フェアに扱うなら一応こんな事実もあるし。
「先人を敬うイチローに称賛の声」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0716&f=national_0716_008.shtml

2010/10/25の「TBSラジオ キラ☆キラ」で生島淳がアメリカのスポーツ界の伝統「class act」(対戦相手に対する敬意を持った行動)について話していた。
http://podcast.tbsradio.jp/kirakira/files/20101025_ikushima.mp3

日本にこういう伝統がないのはなぜなんだろう。
自分はよく、特定のシチュエーションを想定し、スポーツ選手や政治家などになったつもりで妄想インタビューを考えるんだけど、日本では滅多にこういうセリフが聞けないことに、ずっと不満を感じている。

【追記:2010.12.2】
『祐ちゃん「持ってる人はイチローさん」』:サンスポドットコム
http://www.sanspo.com/baseball/news/101202/bsj1012020504000-n1.htm

【追記:2011.2.4】
『アジアカップMVP本田圭佑の「言語力」に見る「ニッポン再生」の可能性』:現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2004


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