しかし反撃もここまで

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理想の子育て法なんてない:追記

Category: 子育て  
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理想の子育て法なんてない」(2010/7/9)というエントリの追記。

このエントリでは、最初から都の条例を念頭において書いたわけではなかったけれど、まとめの段になってそのことが思い浮かんでしまい、つい絡めて書いてしまった。
で、教育については「大きい話」を安易にする前にやることあるべ、という自分への警鐘がテーマだったのに、今回はその都条例という大きな話について。要するに、単に教育についての話じゃなくなってしまった、ということなんだが。


例の青少年保護育成条例が先日ついに可決された。明日から直ちに甚大な影響が出る、というわけではないだろう。反対派も推進派も、大半はきっとすぐに飽きて忘れるだろう。
でも仮に賛成・同意するにしても今回のような稚拙なプロセスを経て、様々な問題をはらむ条例が可決された、という事実は、後から見ればターニングポイントだった、ということに成り得る。それが悪い分岐点でないことを祈るけれど、悪しき前例を作ってしまったような気もする(表現や規制の議論が深まるきっかけになるとか、電子書籍化が進行するとか、規制の下での新しい漫画表現が発展するとか、部分的には良い方向に行く可能性もある)。


「”不健全”な漫画を読むことは、子どもに悪い影響を与える」

という言い方は、科学的根拠が希薄なのにも関わらず、心情的に理解されやすいことから推進派の思想の基盤になっている。
 しかしそれならば、

「”健全”な読書体験ばかりをしてきた人間は、自分が理解出来ないものや不快に思うものに対してはひどく不寛容な人間に育つ」

という論法も、同じように出来るはずだ。そしてそれを、今回の一連の騒動で推進派は自ら全力で証明しているようにも見える。
…まあそういった泥仕合をしてもしょうがないなのだが。


本条例について、言うまでもなく最大の問題は、”健全””不健全”という判断が所詮主観的、恣意的であるということだ。
そういった態度が過去数多くの過ちを犯してきたことは歴史から学べるにも関わらずこの有様はちょっと情けない。
言論・表現・思想弾圧といった話に至らなくても、漫画の良し悪しの判断をお役人が出来るとも思えないしする必要もない。
エロ漫画を判断するなら、例えば永山薫「エロマンガ・スタディーズ」とか伊藤剛「テヅカ・イズ・デッド」とか東浩紀とか斎藤環とか諸々の萌え研究書などが即基準となる、わけではもちろんなくて、最低限そこから基準作りの議論がスタートすることになると思われるけれど、役人や政治家にそんなことをする気と能力が本当にあるのか?(まあ当然無いんだが)

エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門
(2006/11)
永山 薫

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テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へテヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ
(2005/09/27)
伊藤 剛

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また、自称”健全”な方達は、皮肉を込めて言えば、純粋さと誠実さに無知と怠慢さを少々加え、恐怖心で味付けしたような代物だと思うけれど、問題はそれに加えて選挙対策とか大衆迎合とかメンツとか利権とか外圧とかが理由で推進している方々がいて(というかこっちがメイン)、それに対しては客観的で冷静な議論にはなかなかならない上に、本来機能しなくてはならないマスコミもほとんど役に立たない、という現状が露呈されたということは、漫画がどうこうというレベルの話ではなくて、相当困った社会だな、ということになる。

でも、例えば集英社的にDr.マシリト(鳥嶋専務)が石原批判をして良いなら、ちばてつやとか秋本治じゃなくて、尾田栄一郎とか岸本斉史とか鳥山明レベルの人、ついでにエロ系で河下水希や萩原一至や冨樫義博や桂正和らの発言をオフィシャルに引っ張ってこれれば、単純にそれだけで、少なくとももう少し議論の機会が増やせたんじゃないかな、と(これはあくまで戦術的な問題だが)そんなことも考えた。
あるいはお茶の間向けに茂木健一郎とか美輪明宏とか松本人志とかタモリとか爆笑問題とか?
(上に挙げた人たちの個人的意見は知りませんし、発言してないから腑抜け野郎だという意味では決してありません。影響力が大きく、かつ可能性のありそうな例として挙げました)

あとは、こういう状況になってしまうのも民主主義のうちとするならば、ピュア連合の方ではなく利権チームの人たちの今後の政治的な動きを徹底して追求、監視する真っ当なジャーナリズム(アレックス・ギブニーのような)が存在してくれると、長期的には社会がうまく回り始める気もする。
「お互い自由に発言しよう、ただしちゃんと見てまっせ」という緊張感があれば、多少のブレはあっても良い落とし所が見つかることも多いだろうし。

まあとりあえず
「本当はお金の話なのに、アホな庶民が正義や青少年の健全な育成や表現の自由や思想弾圧について必死に議論しててワロスwww」
ていう状況だけは避けないとね!
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