しかし反撃もここまで

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プリキュアを語ったりしていいんだろうか

Category: 子育て  
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「ハートキャッチ・プリキュア」が最終回を目前にしてかなり盛り上がってますね。
一緒にワッショイしたいところなんだけど、どういう距離で語っていいもんか、結構悩みます。
基本的にはネタとして楽しめばいいんでしょうが、一年に一回くらい真面目に考えてみよう、ということで、思ったことをツイッターで連投してみたので、その個人的まとめ。

RT @kouchamoe: 萌えオタニュース速報 : 『ハートキャッチプリキュア!』48話感想 戦闘凄すぎ、作画・演出が神すぎる! http://bit.ly/hatR63 #heartcatch #precure
posted at 22:33:57


ハトプリのテーマ「わが怒りもてなせるものは 華やかに生い育ちたれど 一夜すぎ 雨に消えたり わが愛より播けるものは つねに芽ぐむ その実りおそけれど 祝福はその上にあり!」ペーター・ローゼッガー #heartcatch #precure
posted at 22:36:04


ハトプリはプリキュアシリーズで一番笑えた。とはいえ、無邪気に「神回!」「作画すげえ!」「傑作」と賞賛する気にはまったくなれないんだよな…。いや、技術論はそれはそれで結構なんだけど。 #heartcatch #precure
posted at 22:39:15


別に「暴力描写があかんから規制しろ」とか「ピカピカ光りすぎ」とか「幼女対象なのに大友アピール大杉」という批判をする気はないけど、スポンサー、保護者など制約の多いプリキュアという枠の中での表現の挑戦、という意義は希薄かも。 #heartcatch #precure
posted at 22:51:01


馬越さんはじめ制作側の才能と努力と熱意は本当に素晴らしいけれど、それをオレがキャッキャとはしゃいで見てていいのか?プリキュアという枠で。オレには他の映画もアニメも本もあるけれど、娘には大人ほど選択肢はない。 #heartcatch #precure
posted at 23:01:06


そこに上がりこんで荒らすような真似をしていいもんなんだろうか。ピクサーみたいに、大人も子供も同時にそれぞれの目線で楽しめる、という作りになっているのが理想だけど、それが十分に出来ない時には、やはり大人は身を引くべきなんじゃないだろうか。 #heartcatch #precure
posted at 23:06:34


繰り返すけど、暴力描写云々みたいな、強力効果的な話をしたいんじゃなくて、子供のための公園の遊具を、「大人も」じゃなくて「大人が一番」楽しめる仕様にしたらまずいんじゃないかと。超高速ブランコにオッサンワーワー、子供ポカーンの児童公園… #heartcatch #precure
posted at 23:15:29


メーカや職人さんの遊具作製スキルの高さは疑いようがないけれど、腕の見せ所はそこでいいんだろうか。言論統制下で児童向けアニメ内でしか表現が出来ない、という世でもないし(アニメ製作環境の予算的厳しさという制約はあるかもしれないが) #heartcatch #precure
posted at 23:22:14


ただ難しいのは、超高速ブランコにチャレンジして生き残った子供は後に「衝撃を受けた」「人生の転機になった」「大人の世界を覗けた」と肯定的に言い得る、ということだよな。例えば映画好きなんて大概そういう経験を持っているものだし。 #heartcatch #precure
posted at 23:36:58


でもそれも生存バイアスと自覚の有無の問題で「オレはあの映画見てショックを受けて弁護士になろうと思った」という人はいるけど「・・・ショックを受けて外国人に対して排他的になった」とアピールする奴はいない。死人に口もない。 #heartcatch #precure
posted at 23:52:45


本当に「子どもがポカーン」かどうかはわからないし、限定効果論、受容文脈論的な話をするならそれもバッチコイだけど、でもわざわざ子供向け番組で高速スライダーを投げてきて、その切れ味を見せつけなくてもいいじゃん。 #heartcatch #precure
posted at 00:14:15


【ハトプリ】の流れで  「本当の自分」が残念でも、直視して、受け入れよう http://shikahan.blog78.fc2.com/blog-entry-59.html
posted at 00:32:30


でも、今言ったことはあくまで既存文脈の話なんだよな。女児向けアニメで激しいアクション、シリアスなテーマ、3DCGで萌えキャラがマエケン振付でヌルヌル踊るような奇異性こそが日本アニメの真骨頂なわけだし、そこから何が生まれてくるのかも見たい #heartcatch #precure
posted at 00:55:56




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関連エントリ:
「にほんごであそぼ」についての提案
理想の子育て法なんてない
「本当の自分」が残念でも、直視して、受け入れよう


【追記:2011.1.27】
Twitterだと説明不足になってしまったので、箇条書きで補足。

・ハッシュタグ #heartcatch #precure を付けさせてもらったけど、盛り上がってる人に冷水ぶっかけるようなマネはなるべくしたくなかったので、水曜深夜という見る人が一番少ないだろう時間帯につぶやいてみた

・プリキュアをファンが大友目線で語ること自体には文句つけてない、というか道徳の教科書で抜く奴だっているんだから、それはしょうがないし規制すべきでない。俺自身こんなエントリ書いてるし→(プリキュアと月野りさの関係)。

・でも、それが過剰になると制作側もそれを狙い、マーケティングし、作品に反映されてしまう

・そもそもプリキュアは女児とその父親を対象として作っているので、思惑が合致して止める奴がいないからスポンサーとオッサンばかり大盛り上がりし「オッサンばっかの児童公園化現象」が起きる。ただでさえ「儲ける、商品を売る」という至上命題があるので、ジュブナイル作品としての脚本の良質さは考慮されにくい

・東映&バンダイ商法的なものを批判しても、そもそもそれがなければこの時間にこのクオリティのアニメを作れないかも知れないのだから、それは非現実的で幼稚。ただ、企業に良心は失わずにいてほしい

・こういう話は「健全な女児向き」「大友向き」のどちらかに偏った極論の応酬になりやすいけど、現実的には各要素の出来とバランスの問題。プリキュアの「おしりパンチ」は…セーフかな。でもパンチラしたらさすがにちょっとヤナキモチ…、という節度のラインがあるはず。自分が言っているのは、もちょっと女児向け部分の脚本をしっかりしてほしい、というだけなのかも。

・民放で民間企業が作ってるアニメなんだから、別に道徳的にとか健全な女児向けアニメを作る義務なんかねえよ、仮にひどい洗脳搾取アニメ作ったってお前が見なきゃいいだけじゃん、プリキュアになに期待してんだよ、ピクサーとかと比べてんじゃねえよ、とも言える。

・が、プリキュア好きだし娘も見てるから、出来ればいい作品であって欲しい、と願う(それ以上ではない)
 でも、こういった葛藤や配慮をまったく感じたこともなく、ドヤ顔でチャチな思想系言語を使ってプリキュア語りをしている大きなお友達は、さすがにちょっと頭悪いと思う。もうちょっと恥ずかしそうにしててくれ。

・サバーク博士(月影ゆり/キュアムーンライトの父)というのは、モロにお父さん視聴者向けのキャラ。
 最初は自分の研究や社会的使命感(人々を幸せにする)が目的だったのに、結果的に家族や周囲を不幸に追いやる、という設定は、仕事人間のお父さんのイメージを仮託することも出来るし、オタク道に邁進して家庭を顧みず、いつの間にか自作フィギュア(等身大)まで作ってしまい、「ちょwおまwww」と娘に言われても我に返るどころか、娘との2択でフィギュアを選んでしまうというテレビの前の諸君にとっては大変心が痛いキャラとして見ることも出来る。
 ただし、結局フィギュアは成仏し、(今更の罪滅ぼしだけど)娘を助けて爆死する。
 最終回次第なのでまだわからないけれど、これは
「お前ら作画神!とかサンシャイン(^ω^)ペロペロとか言ってないでちゃんと家族のこと考えろよ」
というエヴァ的なメッセージなのかもしれない…

・上記の話は当然、プリキュアをライダーとかに置き換えることも可能です

【追記2:2011.1.30】
・最終回見た。サバーク博士と月影ゆりのその後や、デューンについてはほとんど言及なし。

・4人が合体した観音プリキュアが「喰らえ!この愛」というまさかの決め台詞でまさかの「こぶしパンチ」。
 プリキュアは基本的に敵を破壊するのではなく煩悩や悪徳を浄化・成仏させるのだから、胸にグーパンはちょっと…。今まで散々殴りまくってきたんだから、最後は愛の押し付けじゃなくて、ハグがよかったかも。
(【追記:2011.4.2】と思ったら、漫画版はすげえ!!絶対読んだ方がいい。というか、読まずにハトプリは語れない。
「デューンと心の大樹は同じ業を背負ってる」
「砂漠の使徒は砂漠がないと生きられない」
「自分が生き延びるためにデューンは砂漠の使徒、心の大樹はプリキュアを生み出したに過ぎない」

みたいなことに言及しててすごい。んで、怒りや正義感や仲間のために戦おうとする青黄紫の3人を制し、争いの連鎖を断ち切らなくてはいけないことを悟ったつぼみが観音プリキュアに変身。「こぶしパンチ」じゃなく、無条件の愛で包んで浄化、という素晴らしいエンディング。つか俺の妄想まんますぎて感動した!ただし、このエントリの趣旨通り、だから「良い」のかどうか、はわからん。
漫画版は確かに真面目で誠実な話だとは思うけれど、いまどきの映画ではよくある脚本、とも言える。逆にアニメ版はインパクトを重視しているようで、実は「プリキュア(思春期に仲間と必死で取り組んだこと)を通じた成長と卒業」という、シリーズで一番大切なテーマを残り15分で描くことが出来ている。


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・岡の上でのシーンはとてもよかった。無限とか世界救ったとか厨二っぽいこといつまでも言ってんのやめようぜ、現実に戻って出来ること頑張ろうぜ、ていうメッセージも素晴らしい。たぶん。

 最後のつぼみの独白は「この一年は大切な宝物」という言葉を使っていたのが意外。物語の総括でもあり、スタッフの気持ちの代弁みたいだった。

・年末まで日常ネタでほとんど敵方の話を進めず、年明け4回で一気に片付けた感が強かったが、まあディテールの良いところだけ愉しめばいい作品なので、デューンって何よとか細かい粗をあげつらうのはやめよう!一年間楽しかった!

・というような大人視聴者の目線を一切無視して、女児向けアニメとしての品位を保ってください。

【追記:2011.2.13】
児童文学とか絵本の世界も結構商売っぽいものが入ってきやすいけど、その世界は案外真面目な守衛さんがいて、安易なお涙頂戴とか絵がカッチョいいとかオシャレだとかいうものは、すぐに淘汰されていっているような気がする。
その感覚で見てるから、プリキュアに多少なんか言いたくなるのかな…。
でも初代「ふたりはプリキュア」とかおジャ魔女とかは、それなりにちゃんとジュブナイルもののような真面目で良い話をやってくれていたから、出来ないことはないんだよな~。
あと根本的な疑問として、例えばプリキュアやライダーで高尚な、難しいことをテーマにして語ろうとするのは、作り手(&それを語りたがるファンの)ものすごく嫌なエゴだよな、という気もする。
お前がダークナイトごっこをしたいだけじゃん、みたいなさ。

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パンストは素晴らしかったしなあ。魔法少女界隈の今後がなかなか楽しみだな。

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