しかし反撃もここまで

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魔法の言葉が呪いの言葉でポポポポーン

Category: 子育て  
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WIRED_JAPANにこんな記事が掲載されて、結構話題になってるみたいです。
要約するのが面倒なので読んでちょ。面白いですよ。


「より速く適切に学べる人」:その理由(WIRED_JAPAN)
http://wired.jp/2011/10/18/%E3%80%8C%E3%82%88%E3%82%8A%E9%80%9F%E3%81%8F%E9%81%A9%E5%88%87%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B9%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%8D%EF%BC%9A%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1/?utm_source=twitter&utm_medium=20111022


「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力
(2008/10/27)
キャロル S.ドゥエック

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タイトルから想像するようなビジネスマンのためのハウツー的内容だけじゃなくて、子育て論としても恋愛論としても、とても面白く読めます。

素質を褒めると失敗を恐れて守りに入り、努力の過程を褒めると自らチャレンジするようになるからいいよ!って話は、経験則としては誰もが知ってるよって話なんでしょうし、心理学で言う「内発的動機」「外発的動機」みたいな話はよく聞くんですが、正直ここまで違いがあるとは思いませんでした。
思わず、
「自分が普段使っている褒め言葉が、案外呪いの言葉になってしまっているのかも…!」
と、子どもにかける言葉を一通り総点検しなおしてしまったほどです。

もちろんこの記事の内容は限定的なもので、素質を褒めることが全面的に悪いわけではなく、特に子育てや恋愛などで重要な役割を果たす無条件の承認や存在の肯定には「きみはきみのままでいいよ」「そのままのきみでいて」といった言葉も大切なのだと思います。成長だけが人生の目的じゃないしね。

しかし、あんまり成長しないとドン詰まっちゃうし飽きちゃうぜ、というのも確かだし、それに恋愛も家族関係も、うまくいってる時はどんな言葉も行動もプラスに転じるから好きにやれば良いけれど、ダメになった時に、そこから盛り返してより一層絆を強く出来るか、それとも関係が脆くも崩れ去り、成長しないまま人間関係を焼畑農業的に消費し続けるか、というのが、この実験の大事な要点なのではないかと思います。

ここから無謬主義とか減点主義みたいなものを批判することも出来るでしょうが、とりあえず身の回りの言葉について、以下に挙げてみます。


「頭いいね」
「かわいいね」
「お父さんに似てスポーツ万能」
「A型だから真面目」
「そういう家系なの」
「面白い子」
「なんでもできちゃう」
「個性を尊重」
「本気出せば出来る子」
「本当は優しい子だってお母さん信じてる」
「あなたは世界に一つだけの花」
「ナンバーワンよりオンリーワン」
「本当の自分探し」
「優しくて夢いっぱいで美人になるように、”麗音愛梨”と書いて”らぶ”と読みます!」



思いつくままざっくりと挙げてみました。
ニュアンスや使う場面にもよりますが、これらは基本的に「素質」に関する言葉です。
「生まれつきの能力」としてこれらの言葉を使う場合、自尊心を高めたり、暗示によってイメージを強固にしたり、といった効果がありそうで、必ずしも悪くないんじゃないか、という気がします。
しかしそれは、あくまで関係や環境がうまくいっている(=失敗をしていない)ことを前提としているからかな、とも思います。
つまりもし関係が悪化したり、挫折を経験した場合には、これらの言葉が呪いの言葉として機能してしまう…という恐ろしさがあるわけです。
以下に、暗黒面に落ちた場合の転化例をいくつか。


「僕、自分がずっと頭いいと思ってたけど、高校行ってそうでもないことがわかってやる気無くした」
「オヤジはオヤジで、俺は俺なのに…」
「O型だからテキトーでいいや」
「自分より可愛い娘を見るとイラつく」
「俺はまだ本気出してないだけ」
「あの葡萄は酸っぱいに違いない」
「この俺が…俺が間違えるはずがない…!世の中の方が悪いのだ!!」
「僕が望んでいるのはこんな仕事じゃない。こんなんじゃ自己実現できない。でも自己実現って具体的には何かわからないからとりあえず世界一周してきます」
「…え?TTP?
 え~と、ああ、あれでしょ。知ってる知ってる。環太平洋で経済を…
 え?TPP?そうそう、もちろん知ってるって。いやわざと間違えたんだって!!」



思い返すに、自分はモロに「田舎の秀才」タイプで、他人の評価と安い自尊心をエンジンに学生時代を過ごし、途中で「あれなんかおれおもったより頭よくないな」と気付いたものの、プライドをこじらせたり反骨心を燃え上がらせるほどでもなく、テキトウに要領だけで生きてきた人間なので、何と言うか、もったいないお化けがいたらまるごと飲み込まれそうな人生です。
まあそれなりに楽しかったですけどね。
自分の子どもには、空気読むのも必要だけど、外発的動機づけにあまり囚われ過ぎないように、自分が楽しいことを素直に楽しめる人になれるよう、フォローできたらいいかな、と思っています。






おまけ(男女関係編)

【男性→女性】

「美人だね」
「かわいいね」
「おっぱい大きいね」
「スタイルいいね」
「太らない体質なんだね」
「頭いいよね」
「天然だね」
「変わってるね」
「服のセンスあるよね」
「料理の天才でしょ」
「怒らないよね」

【女性→男性】

「格好いいよね」
「背が高いよね」
「すごく…おおきいです…」
「筋肉質なんだね」
「頭いいよね」
「センスいいよね」
「仕事がデキる人ってステキ」
「心が広いよね」



これらの言葉もうまく使わないと
「顔と身体しか見てないのかよ」
「体型維持すんのにどんだけ苦労してるかわかってんのか」
「天然じゃなくて計算だっつの」
「若い娘がいいんでしょどうせ。私なんてもうキー!」
「仕事デキることが存在意義だったのにクビになったとか言えないからちょっとクビ吊ってくる」
と、一気に反転する可能性があるってことですかね。

「超絶美人」「ちんこでかい」とか言って褒めても人間性が成長しないどころかエリカ様化、ミサワ化するだけだし。

それにたぶん、こういう会話だけだと、恋が始まった時が盛り上がりのマックスで、あとは愛情が落ちて行く一方になっていくことでしょう。
んでケンカとか離婚とかするんでしょ。
気を付けたいものです。
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