しかし反撃もここまで

スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
このエントリーをはてなブックマークに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

今更だけど、やまもといちろう氏について

Category: 社会  
このエントリーをはてなブックマークに追加

[徳力]やまもといちろうさま、イケダハヤトさま、謹んでイベントの担当を承ります。でも、本当に参加してくれる人っているんですかね・・・?tokuriki.com
http://blog.tokuriki.com/2013/02/post_736.html



元隊長とイケダハヤト氏の話がギャラリー含めてワイワイ盛り上がっていて、イケハヤ少年を人生の諸先輩方がやーいウンコウンコとディスるものの、イケハヤ少年の心には届かないどころかますます頑なになり、両陣営の罵倒が一層白熱する、というこれぞディスコミュニケーションな光景が繰り広げられていますが、自分の興味は以下の通りです。


誤解を恐れず正直に告白すると、自分にとってこの十余年、やまもといちろう(a.k.a.切込隊長)氏は尊敬する大人の一人でした。

2ちゃんねる時代はひろゆきの友だちだとか資産運用で何百億儲けただとか特殊部隊出身だとか人殺してるとかいろんな噂がありすぎて、とりあえずなんだかよくわかいけど変な人がいるもんだなあ、という印象でした。
まあネット自体が今より怪しいものだったのでそこにいる人も怪しいし、みんなケンカしてて良いなあ、楽しいなあ、これからの時代こういう人が社会に関わると面白いよなあ、などと思いながら無責任にキャッキャしていたわけです。

その後ぼちぼち紙のメディアに載ったりビジネスニュースに取り上げられるようになり、あー切込隊長ってこういう顔してたのか、なんか切込隊長っていうより切り裂きジャックみたいだな、とか失礼なことを感じつつ(いや、当時は今よりもっと神経質で怖そうに見えたのです)、「ネットの変人」で終わらずちゃんと実業界で成果を出しててすげえなあ、と思ったものでした。まあ今思えば隊長は別にネットを理由に出世したわけではなかったんですけどね。リアルでちゃんとやってた人なので。

ベタなんですけど、当時はやはり「俺たちの2ちゃんねる」的な共同意識みたいなものが根底にあって、それは漠然とした体制側・権力側へのアンチ的な心情と言いますか、綺麗に言えばアノニマスやウィキリークスのような市民的非服従をある程度共有するような場であったわけです。いや今でもそういう部分はあるでしょうけど。
あるいは殺伐としていて批判や罵倒は当たり前だけど、その分、身も蓋もない本音やロジカルさや合理性が尊重される場だった。みんなそういうところが好きだったのでしょう。
で、ひろゆきとか切込隊長っていうのは、なんかよくわかんないけどそういうののひとつの象徴として機能していて、簡単に言うと格好良かったんですよ。
あーいいなあ、俺も一緒に仕事したり殴り合ったりしたいなあ、という。
その後ホリエモンが近鉄買収&出馬で盛り上がった時にメディアが「既得権益に対抗する新世代の象徴として若者に支持されてる」なんて分析してましたが、自分にとってはそれがホリエモンではなくてタイミング的に隊長だった、という感じです。

人によっては、隊長は実家も裕福だし学歴や人脈もあるので別に反体制じゃないじゃんクソ保守的なこと言いやがって死ねって話だと思うんですが、むしろこういう”現実主義かつ合理主義”(一応カッコつき)かつそれなりの立場や地位で尚且つちょっとアレ、みたいな人が政治やビジネスの側でどう立ち回るのかを見るのは可能性があるじゃないですか。
貧乏な人文系批評やルサンチマンで固められた誇大妄想的反権力ジャーナリズムや自己満系左派みたいな連中は掃いて捨てるほどいて、そういう人ももちろん社会的には必要なんだけど、隊長みたいな立ち位置の人が内部からハックしてくれたらそっちの方が面白いんですよ。
資産家夫婦殺害事件とかゆかし案件とかわかりやすいですけど。

まあ自分も経営者だからそう思う面もあるかもしれませんが。隊長も暴れん坊父ちゃんに借金背負わされてそれの返済に苦労したみたいなんで、似たような体験をしている身としてはシンパシーを感じたりもしましたし。

要するに、隊長は自分にとってのロールモデルのひとつだったのです(蛇足だと思いますがネットなので一応念を押しておくと、信者とかマンセーというわけではなく、人格や思想や手法的に決定的に相容れない点は多々あるのだけど、彼がどう判断し行動するかに興味があった、ということです)。

その後無事DTをご卒業され、ご結婚をし、お子様をもうけ、お仕事も順調なご様子ですが、相変わらず様々なおもしろネタを提供し続けてくれています。
で、そこにあるのはどこから仕入れてきたんだっていう政治案件だとか、自身が関わる投資やゲーム業界案件だとか、独自の観察眼と豊富な経験をフルに発揮した炎上案件とかなわけですが、意外なことにそこには一貫して彼独特の倫理観に貫かれているように見えます。

でもしかし。
勝手にロールモデルとして見ている側からすると、オッサンも四十になったんだから、ここらで一歩先に踏み込んでみろよ、などとも思うわけです(今勝手なことを言いました)。

つまり、いつの間にかいい年齢になり、社会的な立場や家族や社員を得た今、自分にとっての「善」をどう扱うか、どう向き合うかということ。
それは社会といかに関わるか、どういう責任を持つ覚悟があるのか、そのために何をするのか、信仰や信条と現実をどう折り合いを付けるのか、といった話なのですが、私自身もそういった問題に直面するミドルエイジなわけで、日々クソとクソを投げ合うクソパーティのようなとても正視できないような小汚い隊長のツイートから時折垣間見える葛藤にムムムとなったりしております。

もちろんこういう話を厚かましく他人に問いただす権利は誰にもないわけだし、それに隊長としてはこんな話を出されても「うるせーよ馬鹿死ね楽しいからやってるんだよそれよりおまえの会社いくら納税してんだよ」と斧を片手に言うに決まっているので、今回のような論争の中でうっかりポロリしちゃった的な事故があると良いな、ぐらいの期待を持って見守っております。


読み返すと下衆の勘ぐりと勝手な期待という最悪コンボですし、バレンタインのラブレターかと思いきや思いっきり不幸の手紙を書いた気もしますが、まあ周囲の賑やかしも含めてあんまり気にしないで楽しくやって頂ければと思います。

あ、イケハヤ先生のことを書きませんでしたが、そもそも彼がフリーになったのはルネサスの不振が理由の1つですので、「日本の半導体不況の影響」という構造的な意味を考えると、どんな形であろうと頑張ってサバイヴして頂ければいいんじゃないかとか思います。以上です。


ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」 (宝島社新書)ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」 (宝島社新書)
(2013/01/26)
やまもと いちろう、中川 淳一郎 他

商品詳細を見る



ウォッチメン ムービー アクションフィギュア シリーズ1/ロールシャッハウォッチメン ムービー アクションフィギュア シリーズ1/ロールシャッハ
()
DCダイレクト

商品詳細を見る

このエントリーをはてなブックマークに追加

Newer Entry坂口安吾『一家言を排す』を読む(その1)

Older Entry「カワイイ」は作れないけど「カワイラシイ」は作れる-クールジャパンの大義名分-

Comments



« »

10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ展開メニュー
  • 自己紹介(2)
  • 経営(5)
  • テレビ・ラジオ(12)
  • 映画(9)
  • 漫画・アニメ(5)
  • 書評(5)
  • その他レビュー(3)
  • ブログについて(1)
  • 子育て(8)
  • ネタ(8)
  • ネタじゃなく(3)
  • 社会(12)
  • 未分類(1)
  • 大震災(2)
  • twitterまとめ(0)
  • 雑考(2)
プロフィール

shikahan(しかはん)

Author:shikahan(しかはん)
経営、映画、子育てなど。

【Twitter】
http://twitter.com/shikahan

Twitter

しかはん < > Reload

FC2カウンター
検索フォーム
QRコード
QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。