しかし反撃もここまで

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ゲームのアトラクション化の可能性

Category: その他レビュー   Tagged: ポッドキャスト  ゲーム  映画  
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 「映画のアトラクション化」というエントリーを以前に書いたのだが書き足りなかったことを少々。

 前回は映画とゲームの比較と進化について、軸足を映画側に置いてみたので現在のゲーム業界の主流からは正直ズレてしまっている。

 要するに、今後はwiiやDSなどの新しいインターフェイスを使ったゲームや、携帯ゲームやiPhoneアプリなどの手軽さとモバイル性、そしてソーシャル性を活かしたゲームが中心になっていく、というかとっくになってしまっている状況だ。
 コアなファンほど正論と正義感と使命感をもって抗したい気持ちになるものだが、よりシンプルに、よりテキトウに、よりワイワイやる方向に進む。
ゲームに限らず文化の成長、成熟、衰退とはそういう過程を経るものなんだろう。
 
 だから「”よりアトラクション化する映画”としてのゲーム!」なんつう議論は時代遅れの価値観を前提としているのであって、最早誰もゲームにそんなことなど期待してねえよとか、メンドクセーって話なのかもしれない。
まあ正直オレもそーだわ。
 
 じゃその流れは今後どう展開するかって話になるが、例えばセカイカメラみたいに、現実にゲーム要素を持ち込んで、その際に最新のツールが有効に活用される、みたいなものは確かに楽しいんじゃないかな、とベタながら一応は思う。
 それが所謂ARと呼ばれるようなものと括っていいのかわからないが、現実は高度に作り込まれた無限の容量を持った箱庭なんだから、その世界観を活かさないのはもったいないかもな。

*************************************

 ※この辺の話は、敬愛する「アキバ系!電脳空間カウボーイズ」でケイス淀橋(清水亮)さんらが語っている内容が非常に示唆に富んでいて面白い。
  後編に収録されている「Like a Turing Machine」も最高。

 「第三百十回 Alternate reality gameの世界 前編
 「第三百十一回 Alternate reality gameの世界 後編

 RPGはファンタジーでなければならない説、ゲームデザインにおけるジレンマの外在化、Alternative RealityとAugmented Realityの違い、伝説のTRPG「トラベラー」について、ドラクエⅠ製作時の堀井雄二の悩みなど聞き所満載だけど、やはり「クリムゾンフォックス」の話は面白い。
 ただ、ケイス淀橋さん自身も行っている通り、このままじゃまだあんまり楽しくない、ていうのもわかる。
 話を聞く分には楽しそうだね、とは思うけど、実際に金を出して出かけて参加するほどの動機がないのかな…?
 広告屋が主導するキャンペーンや広告などの「イベント」ではなく、純粋にゲームとしてどれだけ面白いものに発展出来るのかって部分は、部外者の自分にとっては酒のネタで一晩友達と話し合うのに格好のネタかも知れないな。

「クリムゾンフォックス 渋谷の街に隠された暗号を追え」
http://onosendai.jp/crimsonfox/
「マチ★アソビ」
http://www.machiasobi.com/
「ニューヨークのどこかに1万ドル入り宝箱、サイトでヒントを順次公開(ナリナリドットコム)」
http://www.narinari.com/Nd/20100814007.html
「路上ミステリー:ニューヨークウェーブ(NHK)」
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=101-20101023-11-05473

 そう言えば、たしか94年頃だったと思うが、リアル宝探しの謎本のようなものが出版されて一時話題になった記憶がある。
 見開きでズラッと日本人形だけが並んでいてワケワカラン、みたいな奴だったが、あれは一体なんだったのかな。
 グーグル先生はきっと知ってるハズなんだが、どう質問(検索)すればいいのやら…。
 その後、お宝はポートピアに埋めてあって、阪神大震災で回収不可能になりゲームが終了した、という噂を聞いたのだが、今考えてみればいかにもな都市伝説っぽいので、恐らくガセだったんじゃないだろうか。

 ついでに思い出したが、幼少時だから70年代後半になるが、家に洋書の絵本があり、イラストを縁取るアルファベットに何か謎が隠されている、という話を姉に聞いて必死で考えたが、これも謎のままだ。
   →「Masquerade」というイギリスの絵本だということが判明
   Wiki「仮面舞踏会(絵本)Masquerade
   各ページの解答(英語)イラストあり
   こういう本を「アームチェア・トレジャー・ハンツ」と呼ぶことも知った。



 さらにググッたらこんなのも出てきた。

 「君は「宝探し本」を覚えているか?」
 
 こういう試みが繰り返しなされ、そして今ひとつ定着しない状況を鑑みると、ARGにはやはり技術的なブレイクスルーを応用して新しい価値観の創出とか、ある種の異化作用は必須なのかなということと、もしくは経済的、倫理的なブレイクスルーによって新たな体験(例えばクレーン車で高級車をぶっ壊すとか、福本先生的なゲームをリアルにリスクを背負ってやるとか)を産み出す必要があるのかも知れないな。あとは単純に賞金1億とか。

いずれにしろ、最新or応用技術とツールが加わることによって、突如古いアイデアが活性化し、見慣れた光景が一挙に新しい地平に書き換えられる瞬間に立会うのは心がワクワクする。
 携帯の登場で、友達や家族とのコミニュケーションが大幅に変化したり、ミステリーのシナリオに作家が必ず言い訳を入れなくてはならなくなった時のように。
 TwitterやUstreamの登場で既存メディアの構造が大きく変革を迫られている今現在のように。

*************************************

 話は戻って、来た上で変わって。

 個人の可処分時間が減り続ける中、ゲームのプライオリティをどの程度高められるかというのはメーカーに取って大きな課題なのだろうけれど、それがうまく行き過ぎても、例えば「ネトゲは人間性を求める行為(普通の感謝とか協力とかによる承認欲求など)を取り入れたからこそ廃人を産み出すまでになった」みたいな議論もある(「ねとすたシリアス」内での濱野智史氏の発言)し、程度の問題だがそれが非生産的なものに過ぎないなら、現実への過度の侵食は、好き嫌いの問題とは別に社会的な問題を産んでしまうだろうし…。

 人間性の搾取と言えば、例えばMAD職人の皆様は一銭にもならないのに神とか乙とか言われるためだけに多大な時間と労力を費やし、場合によっては違法行為までしているのだから、実はニコ動というネトゲの廃人だと言えなくもない(必ずしも非生産的なわけではないが)。
 つかそれ言ったらそもそも人生は恋愛だって仕事だってなんでもゲームに見立てることは可能だし、そういう言説はポピュラーじゃんか。
 んで終いには「役を演じていると思ってポジティブシンキングで詐欺営業!」とか逆に「あれ?これもしかしてクソゲー?管理社会が俺に見させている夢?」とか言い出すお決まりのアレな感じに。

 正直、今お前がやりたいゲームはなんだと聞かれても、俺は自分のクソゲー人生においてドラキーだけで1000,000G貯めなきゃみたいな苦行に汲々としているから物理的に無理だ。
 ゲームの方向性についての善し悪しの判断はそれぞれあるだろうが、「田舎暮らしとアーバンライフのどっちがいいか」という議論と一緒で、いずれにしろリアルに金は稼がなきゃならん、という身も蓋もない前提からは逃れられないわけだし。
ギートステイトみたいな思考実験もあるけれどもちろんリアルにやるわけにはいかないし。

 やっぱ旧来型のゲームに良い未来はない気がしてきた。まあオレが歳とったってのもあるが。あんなにゲームを愛していたのに気がつけばまったくやってないし。
 間違いなく生産的だと言えるのは、愚民どもにゲームを遊ばせて搾取してやろうガハハみたいなことしか思い浮かばないなあ。
 となると、今後どういうゲームが…(振り出しに戻る)

シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲームシリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム
(2007/02)
藤本 徹

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関連エントリ:「ジブリ創作のヒミツ」とキツ過ぎる葛藤400日

【追記:2011.6.15】
現実とフィクションの境界を消していく――八重尾昌輝氏に聞くARG(代替現実ゲーム)の今と未来
http://b.hatena.ne.jp/articles/201102/2224
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