俺のことだよバカヤロウ!RHYMESTER『POPLIFE』
- 2011/03/02 23:54
- Category: その他レビュー
というエントリを前回書いた。
宇多丸師匠もマキタスポーツも、クリエイターであると同時に批評家でもある苦悩は相当だろうけど、商業的な意味でも音楽的な意味でも安易な道を選ばず、新しい地平を切り開こうとする誠実さと覚悟がある。
とかなんとか言う話を書いたところで今日、RHYMESTERの『POP LIFE』が発売された。
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HIPHOP的にはとか、音楽史的にはとか、本人インタビューとか、評価とかレビューで星いくつとか、とりあえずどうでも良くて、とにかく俺にとっては、
『余計なお世話だバカヤロウ』が問題だ。
http://www.youtube.com/watch?v=Qj4sRjWS7wc
歌詞 http://www.kasi-time.com/item-52785.html
ラジオでオンエアされた際には、お気楽に爆笑しながら、
ライムスター新譜収録の『余計なお世話だバカヤロウ』最高。プロレスしかけてくる人やネット界隈に対してムキになって批判・反論するんじゃなく、文系HIPHOPという自分のフィールドで鮮やかに返すプロ根性、素晴らし過ぎる。 #kirakira
posted at 13:49:27
とか他人事みたいにツイートしちゃったけど、ちゃんと歌詞見たら、
これ思いっきり俺みたいな奴のことじゃん!!
だって俺、過去に宇多丸師匠絡みでこんなにエントリ書いてネタにしてるしヤバい逃げたい。
・TBSラジオ「キラ☆キラ」でsave the 小島慶子
・ライムスター「マニフェスト」がイカ酢
・映画のアトラクション化の可能性
・「町山智浩帰国トークライブ」 映画評論家を名乗ることの覚悟、素人としての節度と価値
・「ハートロッカー」を巡る論争に思う
その上Twitter上でも、
「KO・KO・U~孤高~」で提案された「孤高/孤低」の概念は面白い。いわゆる「おひとりさま」問題で言うと、上野千鶴子は孤高、踊らされて金も地縁も血縁もない人は孤低、てことか。キツいなあ。 『「孤族」は自由社会のツケか?』 http://bit.ly/hChBtp #utamaru
posted at 19:40:11
【KOKOU】しかし、段々宇多丸師匠の態度が、「THE欺瞞」の時のように、煽っておいてドン引き気味になってきてるのがちょっと心配。あと女孤高戦士「女狼」の投稿に対しては途端に気まずい空気でいっぱいになる童貞力はハンパない。 #utamaru
posted at 19:40:37
【KOKOU】思えば「花より男子」論争、「フード理論」福田里香の回、そして女狼と、女性が絡むと宇多丸師匠のアワアワ感がすごい。もちろんこれは批難ではないけれど。とは言えその男汁感にたまに乗れない。最近流行りの世代の問題・・・ってことにしておこう #utamaru
posted at 19:44:30
【KOKOU】「鍋は唾液が入ってヤダ!同棲なんて一年したってわからない!」と口角泡を飛ばして熱弁する宇多丸師匠に「個室化が進んだせいで~、ノイズ耐性がない、ヘタレな若者が増えたわけですよ~(かなりヤな感じで)」と罵ってる宮台真司先生の画像下さい #utamaru
posted at 19:49:05
と、まったく言い訳できないツイートを連発しているから、けっこう深刻に受け止めざるを得ない!!
だって『余計なお世話だバカヤロウ』の歌詞はこんなだよ…。
バカヤロウと言やぁ最近の野次馬 妙に偉そうな空気が充満
一銭たりとも払わず気分だけは一家言持ったコンシューマー (宇多丸)
「いるよねー、そういうヤツ」その「そういうヤツ」
自分とは気付かずそう言うヤツ
お前だよバカヤロウ!!!(Mummy-D)
↑こんなステキな歌詞の数々が俺のマヌケ面にクリティカルヒット!!いるよねーwwぐぬぬ。
いや俺はちゃんと金払ってるぜハゲ!とか言い返したいけど、しかし、
「バカヤロウ、とか言っちゃってダイジョブすかねー
ボクはいいんだけどウエがどうすかねー」
どうすかねじゃねぇだろ バカヤロウも言えない世界にしたいかバカヤロウ(宇多丸)
なんてところは、自分も以前、
「こんな放送をして、世の中のおっさんおばさんから苦情メールが来ちゃうだろうなあ」
「放送局の偉い人とかスポンサーとかが怒るだろうなあ」
というのが、自分がまず第一に考えてしまうことだということに、最近気付いて結構ガックリきた。
「『キラ☆キラ』一周年に思う」
http://shikahan.blog78.fc2.com/blog-entry-33.html
とか書いてしまっているので…もう泣きたい。
フルボッコすぎてオレがメンタル裂け気味の人だったら、
「宇多丸が神保町から怪電波を発して俺を殺そうとしている!!」
とか言い出すくらいのレベル。
しかも泣いて謝ったところで、
『ほとんどビョーキ』
情緒不安定になるフライデー 見るもの触れるもの全部不快で
呪いのコトバ連ねたブログ書いて 後で読み返して思う ボク最低!(宇多丸)
と、こっちにも宇多丸が待ち構えている!
逃げ場がない!!
…まあそれでも佐々木俊尚氏の「キュレーター」やマルコム・グラッドウェルの「メイブン」か「セールスマン」あたりの言葉を自分に都合よく使ってこのまま書き続けよう。アフィリをしてないからわからないけど、このブログを見てRHYMESTERのCDを買ったりタマフルを聴き始めた人も一人ぐらいはいるかも知れないから。
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それにどうせ「宇多丸は自分は批判してるくせに批判されると切れる」とか「スルースキル低すぎワロスwww」と曲解・誤解するバカヤロウが現れるだろうし、批判すること自体は批判されてるわけじゃない、と思って、頑張ってみる。
本当は「ハートロッカーを巡る論争に思う」で書いたような、
・明確なメッセージを本人は受け取っているのに、それをどう感じるかより「わかりにくい」という技術論で語るのは、悪い意味での「評論家の意見」であって、ラッパーであり表現者である宇多丸くんにとっては逃げだ。
という論旨じゃないかと。
つまり、町山さんにしては結構気を遣っていて、厳しい言葉はなかったが、
「ガチで映画の技術論や批評を宇多丸くんがしても無意味だし限界がある」
こと、しかし
「そうじゃない価値こそシネマハスラーにはある」
ということを言いたかったのでは。
という見立てに対する、宇多丸師匠のクリエイターとしての最高のアンサー!と言って楽しみたいところだ。
でもこの歌を「町山さんVS宇多丸師匠」の構図や2ちゃんを始めとするネット界隈批判としてだけで見るのは、マキタスポーツのネタを「モロ○○じゃんwww」とつまらない揶揄や煽りや憂さ晴らしに回収するのと同じだ。きっともっと普遍的な解釈をした方がいい。
単に揶揄ってるだけじゃ駄目なんだよ。
創造のための破壊なんだよ。
非生産的メタ語りや批評家ごっこの無限後退を断ち切って一歩前に進むための歌なんだよ。
俺は引き受ける覚悟を持ってるよ。
お前はどうなんだよ!
お前はどう思ったんだよ!
お前はどう行動するんだよ!
くそー!!!
俺はクリエイターでもないし才能もないから「作品を作る」ことでは返せない。ケチな揶揄や批判、ネタ化もこれからもするだろう。
でも、日常のひとつひとつの行動や会話、例えば仕事とか、人と接する態度とか、子育てとか、投票とか、善行とか、寄付とか、よくわからないけどそういうことで返していくよバカヤロウ!!
「Just Do It!」
おれは為すぜ 為すぜ 成して 成して
成し遂げるぜ、何かをな。 (Mummy-D)







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